Author:blogmurasaki
紫式部学会
昭和39年1月、久松〔潜一〕博士が当時会長をされていた紫式部学会の事務局が、文学部日本文学科研究室に置かれることになった。この学会は昭和7年に、源氏物語に代表される古典文学の啓蒙を目的として設立され、若き日の久松博士・池田亀鑑博士らを役員や講師に迎えて、雑誌『むらさき』の刊行、古典講座の開講など活発な活動を展開した。戦後も、加えて講演会の開催、源氏物語劇上演(歌舞伎座)の推進、研究叢書の刊行を行い、鶴見に事務局が移って三十年余、学外の源氏学者をも結集して、今に活動的である。昭和50年代初めより〔本学図書館で〕源氏物語関係書蒐集に重点の一つが置かれたのも、自然の流れであった。
(池田利夫「鶴見大学図書館蔵和漢古典籍の蒐書と展観」より)
【紫式部学会事務局】
101-0054 東京都千代田区神田錦町3-11 武蔵野ビル
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